阿倍野区、東住吉区、平野区との地域防災に関する連携協定を締結しました
公立大学法人 大阪市立大学と阿倍野区、東住吉区、平野区は、これまでも地域防災に関連する教育や学術研究についてさまざまな取り組みを進めてきたところですが、今後連携をより一層発展させ、地域の安全安心のまちづくりの推進と大学の教育?学術研究機能をさらに高めることを目的として、平成28年12月13日(火)に各区との地域防災に関する連携協定を締結しました。本学では都市防災教育研究センター(CERD)において、コミュニティ防災教育プログラムの開発、地域住民?行政関係者と連携したコミュニティ防災教室の実施など、地域防災に向けた連携を進めています。平成25年度には住之江区、住吉区、西成区とも連携協定を結んでおり、大学と近隣区による有機的な協力体制の構築に向け、一層注力してまいります。
調印後の記念撮影
〔平成28年12月13日(火)大阪市立大学杉本キャンパスにて〕
左から、平野区長、東住吉区長、阿倍野区長、本学理事長、本学 都市防災教育研究センター所長
■本協定に基づく連携?協力内容は以下の通りです。
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■調印式出席者 大阪市阿倍野区長 寳田 啓行(ほうだ のぶゆき) 大阪市東住吉区長 小倉 健宏(おぐら たけひろ) 大阪市平野区長 稲嶺 一夫(いなみね かずお) 大阪市立大学理事長(兼学長) 荒川 哲男(あらかわ てつお) 大阪市立大学都市防災教育研究センター所長 森 一彦(もり かずひこ) |
関係者コメント
大阪市立大学理事長(兼学長) 荒川 哲男
3区とはこれまでも連携をとりながら、コミュニティ防災教室などを実施してきました。今回の協定締結により、これまでの連携をより一層発展させ、各区が進められている安全安心のまちづくりにおいて、本学が教育?研究活動を通じて重要な役割と責任を果たすことを願っています。
都市防災教育研究センター 所長 森 一彦
大阪市立大学都市防災教育センター(CERD)は2011年の東日本大震災を受け専門分野横断の組織を立ち上げ、災害支援?復興支援、災害調査研究、防災?減災教育に取り組んでいます。国の災害対策基本法の改正(H25)や地区防災計画ガイドライン(H26)に示されているように、地区ごとの自助?共助の防災、コミュニティの防災教育が強く求められています。大阪市立大学ではJST(国立研究開発法人 科学技術振興機構)の支援を受けながら公立大学防災センター連携に基づく防災教育プログラムの開発を進めています。これらの活動により、ひとたび想定を上回る大きな災害が発生しても、災害死ゼロを達成できるコミュニティづくりが広く普及することを願っています。